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『死神坊ちゃんと黒メイド』イベントレポート到着!

「触れたもの全てを死なせてしまう」という呪いを魔女にかけられた坊ちゃんと、彼に仕えるメイド・アリスの純愛を描いたTVアニメ『死神坊ちゃんと黒メイド』の初の有観客イベントが、7月9日(土)習志野文化ホールで開催されました。

イベントに登壇したのは、坊ちゃん役の花江夏樹さん、アリス役の真野あゆみさん、ヴィオラ役の水瀬いのりさん、カフ役の倉持若菜さん、ザイン役の神谷浩史さん。メインキャストが久々に集い、思い出のシーンを振り返ったり、ゲームや朗読劇をして、会場に集ったファンを喜ばせていました。昼公演の模様を中心にレポートします。
司会進行を務めたアメリカザリガニの柳原哲也さんに呼び込まれて、キャスト5人がステージに登場すると、大きな拍手が起こる。

最初の企画は、それぞれの思い出シーンを振り返る「アニメトークコーナー」。花江さんと真野さんがセレクトしたのは、第1話ラスト……枯れた白い薔薇の花言葉をアリスが坊ちゃんに伝えるシーン。アリスの本当の愛がわかると真野さんが言えば、坊ちゃんを肯定して包み込んでくれるアリスが素晴らしいと花江さんも大絶賛していた。
ヴィオラとロブ(CV.大塚芳忠)のシーンをまとめて選んだ水瀬さん。ヴィオラが動いている間はずっとアドリブを入れ続けていたそうで、放送で動きと声が合わさっているのを見て、面白くなっていて良かったと安心したのだそう。ザインがアリスの胸や太ももを見続ける初登場シーンをセレクトした神谷さんは、テープオーディションの思い出を振り返る。張り切ってカラスっぽく演じて受かったのに、そのままアフレコで演じたら「普通にやってください」と言われたというエピソードを披露して会場を笑わせる。

カフが初めてお使いをするシーンは、倉持さんと神谷さんがセレクト。このシーンがすごく好きだという倉持さんは、カフのかわいさを表現するために何パターンか考えて、一番かわいいものを表現したと、楽しそうに語っていた。
再び花江さんと真野さんの2人が選んだのは、坊ちゃんが家出をした過去が描かれた第8話の名シーン。どちらの想いを考えても胸が苦しくなり、演じるときはいっぱいいっぱいだったという真野さん。花江さんも原作でこの過去シーンを見て、1話の坊ちゃんをどう演じるのかを構築していったと、役作りの裏話まで語ってくれた。

最後は、5人全員が挙げた、第9話のクリスマスソング「Make a wish」を歌うシーン。男女のデュエットでつないでいく歌なのだが、ロブとコンビを組んだヴィオラ役の水瀬さんは、「まさかまさか大塚芳忠さんと(デュエットで)歌えるなんて!という喜びも大きかったです」と言うと、キャラクターソングを歌うことが初めてだったという倉持さんも、「皆さんと歌えて楽しかった」と笑顔で語っていた。

続いての「お題トークコーナー」は、スタッフが出したお題について語っていくもの。友達にするとしたら、どのキャラクターがいい?という質問には、ヴィオラとカフが人気。カフの「そうなのか!」がすごくかわいいと、花江さんと水瀬さんが意気投合する。

次の「○○したいけど、○○できなかった、諦めエピソード」では、真野さんが「好きな野球選手が目の前を通ったときに、謎のプライドが邪魔して声をかけられずに後悔しました」と、かわいいエピソードを披露。これに乗っかった水瀬さんは、好きな声優さんが香盤表にいたとき、本人に見せはしないけどグッズを隠し持って行ったことがあると、意外なエピソードを披露。すると、その話につながるようなカタチで、倉持さんが、憧れの大塚芳忠さんと共演できたものの、緊張しすぎてまったく話せなかったことを打ち明け、「第2期では絶対に話に行くぞ」と心に誓っていた。
ゲームコーナーの「格付けチェック」も大いに盛り上がった。ドンペリと普通のシャンパンを、本番中なので飲まずに、色と香りだけで判断するという無茶振りに応える5人。フルコースの食事の順番を当てる格付けチェックでは、一番最初にコーヒーを持ってきた倉持さんに、「フルコースを食べに行って、一体何のお店に行っているんだ!!」と神谷さんに思い切りツッコまれるところは、ザインとカフのやり取りを見ているかのようだった。ティーセットの値段当てでは、120万というとんでもない値段を書いた真野さんが恥ずかしくて崩れ落ちたりしたのも、面白かった(実際には44,000円)。
みんなでワイワイと盛り上がったイベントの最後のコーナーは、イベントオリジナルの朗読劇。昼の部は、魔法のアイテムで、みんなで日本へ観光に行くというストーリー。坊ちゃんとアリス、そしてカフとザイン、ロブがいないので単独行動多めのヴィオラと、相変わらずのやり取りに思わず顔がほころんでしまう。ひと通り日本観光を楽しんだあと、最後にミッションをクリアしないと元の世界に戻れないという展開になったのだが、会場からの応援の拍手で、坊ちゃんがミッションを見事にクリアするなど、参加型のシナリオになっていたのは面白い試みだった。
夜の部では、女子会に参加したいザインの情熱を神谷さんが熱演。花江さんと神谷さんが女性に扮したり、笑いどころも満載。最終的に坊ちゃんとアリスのほっこりとするやり取りも見られて、満足度の高い朗読劇になっていた。時間にして30分弱。ちょうどアニメの1本分くらいの長さで、久しぶりにキャラクターたちに会えたような感じがしたのではないだろうか。

朗読劇後は、新作カットを盛り込んだPVを公開。最後の挨拶では、それぞれが第2期につながった喜びと意気込みを語っていく。

「坊ちゃんとアリスがこのあとどうなっていくのかを、僕も楽しみにして第2期を迎えたいと思います。皆さんも触れたくても触れられない、声を出したくても出せないもどかしい状況が続いていますが、坊ちゃんとアリスのようにそれを乗り越えて、明るい未来へ向かって一緒に頑張っていきましょう。第2期も楽しみにしていてください」

ラストは花江さんの希望が持てる言葉で、初の有観客&配信イベントを締めくくった。

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